インデックスファンドを金融のプロが歓迎しない理由

効率的市場仮説によれば最も効率的な投資方法は、インデックスファン
ドを購入することになっています。この方法であれば、個別銘柄の財務
諸表を読んだり将来性を評価しなくても済みますので、誰でも簡単に投
資をすることができます。

株式投資にあまり時間を割けない人や、投資の勉強するのが苦手な人に
とっては願ってもない投資方法ですし、リスクを減少させる効果がある
インデックスファンドは、資金を失いたくないと思っている人にとって
も、最適な投資方法となります。

しかも、この最も効率的にとされる投資方法についてはノーベル賞を受
賞するような高名な経済学者たちも、その有効性を認めています。この
ような専門家が評価するような投資方法であれば安心する人も多いと思
いますが、さらに内容も自分で検証してみたい人であれば、ファイナン
ス理論の書籍を見ながらパソコンを使って統計解析することで、理論の
内容を確かめることができます。

インデックスファンドを利用すれば、みんなが安心して投資できるよう
になるので喜ばしい状況になる筈ですが、仕事で株式市場に関わってい
る金融のプロはこの理論をあまり歓迎していません。

インデックスファンドを購入するのであれば、銘柄を選ぶための情報や
専門的な知識などはあまり必要となりませんので、今まで顧客に提供し
ていたサービスなどが意味を失ってしまうからです。そして、顧客全員
がインデックスファンドだけを購入するようになれば、自分たちの仕事
は不要になって現在とは違う仕事を見付けなくてはならなくなります。

そのため、自分たちの仕事を守るために、金融関係者は効率的市場仮説
の破れ目を見付けることに躍起になりますが、一流の研究者たちが支持
する理論に反論するのは難しいこと。

しかし、どのような理論であっても、現実に起きていることを完璧に証
明することは困難ですので、理論と現実の違いを指摘して人々に疑いを
持たせることも不可能ではありません。

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