新興市場株の買いのタイミングとは

新興市場は一部市場が暴落したときに合わせて暴落することがほとんどですが、
一方で一部市場が大きく反発して戻したとしても、なかなか戻ってこないとい
う嫌な性質があります。さらに、下落幅もより大きく、一部市場が1~2割の
下げだとしたら、新興市場株は3~5割は当たり前のように下げてきます。

しかし、その分の戻りも大きく、勢いよく戻し始めたらあっという間に3~5
割程度の利幅が簡単に取れますので、買いのタイミングさえ間違えなければ、
魅力的な投資対象といえます。

新興市場の買いのタイミングは3つあります、以下、順に見ていきましょう。

(1)新興市場全体が暴落したとき

新興市場においては、一年に一度か二度は暴落することがあるということを前
提に買い場を探るのが、もっとも堅実な方法。

相場は暴落し始めると、売りが売りを呼ぶという総悲観になるものですが、そ
の中で新興市場株に手を出せる者はなかなかいません。その結果、ファンダメ
ンタルズからは考えられないような大暴落を惹き起こし、超割安過ぎる銘柄が
出現してきます。

このような超割安銘柄は、総悲観の中で制御が利かずに必要以上に落ち込んだ
ものですから、時間をかければ元に戻ってくるものです。

では具体的にどれくらい下げたら買いかというと、ジャスダック市場の銘柄で
は直近高値から3分の1程度(30~36%)の下落、マザーズ市場・ヘラク
レス市場の銘柄では直近高値から2分の1程度(47~53%)の下落が目安
となります。

(2)個別銘柄がファイナンスで暴落したとき

ファイナンス(株式等の発行を伴う資金調達)は、どのような形態の増資であ
れ悪材料として受け止められ、売られる傾向にあります。その中でも特にMS
CB(修正条項付転換社債型新株予約権付社債)の発行は間違いなく悪材料と
受け止められ、暴落を引き起こします。

このとき、個人投資家は株式の希薄化にばかり目を向けるために売りに走るの
ですが、そもそも何のためにファイナンスするのかという視点が抜け落ちてい
ることが多いと感じます。

ファイナンスは、企業が成長するための原資として必要だから行うのであって、
高成長が見込まれて業績がよい会社であれば、間違いなく買い時といえます。

ただし、業績の悪い会社がファイナンスを行う場合には注意が必要です。倒産
を免れるため、自転車操業のような形で行うこともあるからです。

(3)三角保ち合いを上抜けたとき

先述の(1)(2)の方法は、その企業の成長性と関係のない暴落時に拾うと
いう投資方法であり、理想的な方法ではあるものの、年に1~2度の機会を待
つのがまどろっこしく感じる方もいると思います。

そのような方には、三角保ち合いを上抜けたときが買い時であるとおススメし
ます。三角保ち合いを上抜けた新興市場株は、その後押し目を入れずにどんど
ん上がることが多く、上抜けの時点で成行買いをすべき。

ただし、これはあくまで(1)(2)の方法以外での買い時として挙げるので
あって、決してこれが万全の買い時ではありませんから注意が必要です。

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