NISAだからといって、専用投信は不要!?

NISA専用の投資信託が増えてきています。期間設定が1年のものや
5年、最長10年のものまで。こういったタイプの投資信託は、期間が
過ぎれば、否応なく、償還されます。期間内で、大きく儲けて終わらせ
ましょうといった趣旨なのでしょうが、このような投資信託は決してお
勧めしません。

なぜなら、短期で収益を求める投資というのは、中身がテーマものにな
ると考えられるからです。テーマものというのは、例えば、「ブラジル
でオリンピックがあるから、ブラジルの投資信託を買いましょう」と言
ったものや、古くには、「BRICS関連の投資をしましょう」といっ
たものが挙げられます。

こういったテーマものは、人気が出たときには既に、相場は過熱してい
ることが多いもの。つまり、既に投資資金が多く流入、結果、高い買い
物になりかねないという可能性が発生するわけです。こういったものは
人気が出る前に買うべきであり、金融機関の人間が「人気ですよ。買い
ですよ。」と勧誘してくるときには、既に手遅れだと思っておいて間違
いありません。

また、新規で設定される投資信託というのは当然過去の運用実績が見ら
れません。投資信託を買うときは、ぜひ過去の運用実績を確認してから
買うようにしてください。その点でも、NISA専用の投資信託は実績
がないので、買うべきではないと言えるでしょう。

NISA口座においては、分配金も非課税なので、分配金が多い投資信
託に人気が出ることも考えられます。ただ、高い分配金を出す投資信託
はリスクも高いことを忘れないでください。運用成績が悪いときにも分
配金を出そうとすると元金を切り崩すことになります。

元金を切り崩して分配するお金のことは、特別分配金といい、NISA
口座でなくても非課税です。NISA口座でありがたがって、受け取る
必要がない「自分のお金」です。

金融機関は、手数料稼ぎにNISA用投資信託を勧めてくることでしょ
う。一度、投資をしてしまうと、NISA口座の枠はもう使えません。
NISA用投資信託には十分注意を払う必要があるでしょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る