NISAの落とし穴―損益通算ができない!―

「儲けた分が丸取りなんて、なんていい制度なんだ!」とお思いのこと
でしょう。

NISAの売り文句としても、「100万円投資して、120万に上が
ったら、20万円に税金はかからなくて丸取り」などとメリットばかり
が強調されています。はたして、このNISA、デメリットはないので
しょうか?

実はあります。

NISAのデメリット、それは、損益通算ができない、ということです。

損益通算とは何でしょうか?

例えば、T社株を100万円、S社株を100万円持っているとします。
T社株が150万円になりました。でもS社株は業績悪化で大幅に下げ
て50万円になったとします。T社だけでみると、50万円の儲け、S
社だけで見ると50万円の損失です。

はたして、いくら税金がかかるのでしょうか?

この場合、T社の儲け、50万円と、S社の損失50万円が合算されて、
その年の利益はなかったものとして処理できます。損と益を通算できる、
その名のとおり、損益通算。一部の株や投資信託で儲けを出していても、
他の株や投資信託で損をしていたら、納める税金を減額できるわけです。

ところがNISA口座においては、損益通算が出来ないのです。

つまり、先ほどの例でいきますと、S社をNISA口座に、T社を普通
の証券口座に入れておいたとします。S社が50万円損をだし、T社が
50万円の利益を出したのでしたよね。

すると、T社の利益に対して、税金が丸々かかってきます。

NISA口座以外の金融資産に対する税金は2014年1月1日より、
軽減税率が終了し、20%かかるようになってきます。つまり、50万
円に20%の課税されることになり、10万円払う必要が出てくるわけ
です。

もし、両方とも、普通の証券口座にいれておけば、税金はかからなかっ
たにも関わらずです。

このように、NISAには損益通算が出来ないという重大な欠点があり
ます。あまり、金融機関の人間は宣伝しないようですが・・・。ですか
ら、他に金融資産が多いという人は、特に注意した方がいいでしょう。

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