NISAのイロハのイ―基礎から学ぶNISA―

今回は、NISAの基礎を確認していくこととしましょう。

NISAとは、少額投資非課税制度のことを指し、イギリスのISAを
お手本に作られた制度です。イギリスにおいて、ISAは国民の4割が
利用する制度であり、イギリスではISAを通じて投資文化が根付いて
います。

日本では、株式の売却益や配当益に対して、本来20%の課税がされる
ところ、軽減税率が適用されて10%の課税となっています。この軽減
税制が2013年度末で終了することを受けて、NISAが導入される
運びとなりました。

このNISAを利用して投資できる限度額は年間100万円となってお
り、その元本から得られる配当金および売却益は非課税です。投資期間
は最長5年となっており、最大500万円が非課税の対象となります。

もちろん途中で売却は可能です。ただし、年の途中で売却した場合も、
非課税枠は復活しません。例えば、50万円株を買って売却した場合、
残りの非課税枠は50万円だけです。よくよく考えたうえで購入および
売却をすることが望ましいでしょう。

また、余った非課税枠は翌年に繰り越すことは出来ません。最大限非課
税枠を活用したい人は、その年のうちに100万円の枠を使い切るよう
にしましょう。

投資の対象は株式、ETF、REIT、株式投資信託であり、社債や国
債などは対象外です。

NISAは一見とてもお得な制度ですが、いくつか不便かつ不都合な点
もあります。

まず、一つ目は一つしか口座を持てないことです。

A銀行で口座を開設すれば、その後、4年間は他の証券会社、銀行、ゆ
うちょ等でNISA口座開設をすることはできません。最初、投資信託
しか購入しないつもりだったのに、途中で株式を買いたくなっても、銀
行では、株式の取り扱いはありません。その点、不便でしょう。

ですから、金融機関の選択も慎重にしなければいけません。

また、NISAにおいては損益通算ができません。他に金融資産を多く
持たれている方は、何をNISA口座で買うべきなのか、よくよく吟味
されることをお勧めします。

このような不都合な点は、今後改善されていくだろうと思われますが、
現行制度がこうである以上は、しっかり理解して、検討されると良いと
思われます。

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