投資も老後資金も「金利」次第

金利とは、お金を使わず預金や債券にしてくれた事に対するお礼のよう
なものです。今や、個人投資家であっても金利や計算方法について、理
解しておく必要があるでしょう。

株などの金融商品とは違い、預金や債券は必ず金利に応じた利益が得ら
れる金融商品と言えます。預金には利息が付きますし、債券は購入金額
よりも満期償還の方が必ず金利分だけ高くなります。

分かりやすい例では、100万円を元手に金利1%の国債を購入した場
合、3年満期のものは約103万円で償還され、10年満期のものは約
110万5千円で償還されます。

金利と運用期間によって投資資金がいくらに増えるかを知るには「終価
係数表」を使います。

それとは逆に、「定年する時にいくら必要」とか、「子供が高校入学す
る時に入学金がいくら必要」といった場合に、いくらを元手にして何年
間、金利何%で運用すればよいか知る必要が出てきます。その場合には
「現価係数表」を使う事によって分かります。

先ほどの例に当てはめると、10年後に100万円必要で、金利が1%
なら、約90万5千円を元手に10年間運用すればいい事になります。
こうした計算を「現在価値の計算」と言います。こうした計算で用いる
表はインターネットで検索すると見つかります。

預金や債券の金利は、投資の世界で「リターン」や「利回り」と呼ばれ
ています。預金や債券に限らず、投資全般で同じ計算方法が使えます。

具体的に老後資金の計算をしてみましょう。今後の日本では65歳定年
制が増加すると思うため、例えば65歳までに2000万円貯めたいと
しましょう。

その場合には、前述の「現在価値の計算」を行います。今の年齢が35
歳の方なら、30年後の2000万円の現在価値を「現価係数表」を元
に計算します。仮に1%利回りの金融商品で運用するなら、現時点で約
1500万円の元手が必要となります。

この計算方法では今の年齢が上がるほど現時点で必要な元手も増えます
が、金利が上がるほど元手として必要な額は減ります。上の例では、2
%の利回りになると、元手は1100万円あればよい事になります。

ですが、多くの人は1100万円などという大金を一度に揃えて運用開
始というのは現実的ではなく、給料の中から少しずつ積み立てて運用す
るというのが現実的でしょう。

その場合の計算には「減債基金係数表」を使います。

35歳で運用を開始して65歳で2000万円にするためには、利回り
が1%なら毎月4万8千円、利回りが2%なら毎月4万円の積み立てが
必要です。

これまで出てきた利回りとはあくまで目標です。そして金利とは、取っ
たリスクの高さに応じた見返りです。金利が高いほどリスクが高くなり
ます。

ですから、若いうちから運用を始めれば、高いリスクを取って高めの金
利で運用するといった冒険もある程度なら出来るでしょう。

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