50歳からの資産運用プラン(手作り一時払い養老保険)他

ここでは、50代向けの資産運用方法を考えていきたいと思い
ますが、60代以降の定年退職後の人向けの運用方法と違う点
は、日本債券の比率をやや下げ、年率4%の運用を目標として
いきます。

基本的には60代の人の運用方針とほぼ同じで、資産の配分が
少し「攻め」の姿勢に変わり、その他はすでにある資産の活用
と月々の積み立てを中心として資産を作っていきます。

毎月10万円を積み立てる場合には、トピックスオープンと中
央三井外国債券インデックスファンドを4万円ずつ、ステート
・ストリート外国株式インデックス・オープンを2万円ずつ自
動的に積み立て、さらにボーナス時には20万円ずつMMFを
購入していくようなプランもあります。

【50代向けの資産配分例】

配分25%・・・日本株式(トピックスオープン)

配分10%・・・外国株式(ステート・ストリート外国株式イ
        ンデックス・オープン)

配分25%・・・外国債券(中央三井外国債券インデックスフ
        ァンド)

配分40%・・・日本債券(MMFもしくは個人向け国債)

すでに1000万円以上のまとまった資金のある方は、手持ち
の現金を目標とする資産配分に沿って投資していけばよいので
すが、この時もMMF以外のインデックスファンドについては、
10回以上に分けて購入するのがオススメです。

すでにある手持ちの現金資産の投資が完了すれば、その後は月
々の収入から積み立てを続けていくようにします。

インターネットで取引をする、「ネット証券」にどうしても抵
抗がある方は、三菱UFJ証券を利用したり、野村世界6資産
分散投資を郵便局の窓口で購入したりする方法もあります。

この際、50代の方であれば、分配金の額が少なく、株式比率
の高い「成長型」がオススメで、このコースはあとから手数料
なしで変更も可能なため、50代は「成長型」を選択し、60
代以降のリタイヤ時に「分配型」に変更してもよいでしょう。

住宅ローンを払い終えていたり、子供が学校を卒業していたり
して、家計に余裕が出てくるのが平均的な50代のパターンで、
そういう方には10年程度で満期を迎える外国債券を毎年買っ
ておき、リタイヤ後の5~10年程度に渡って毎年償還金がも
らえるようにする投資方法もあります。

これは、自分で作る「手作り一時払い養老保険」ともいえる方
法のひとつで、実は大手保険会社などの養老保険も運用自体は
ほとんど同じことをしているのです。

手数料が安い分お得感があるため、月々の積み立て以外に年間
50~100万円程度の余裕資金がある方は、実践してみる価
値は十分にあります。

【手作り一時払い養老保険をゼロクーポン債で作る方法】

ゼロクーポン債とは、債券の一種で、通常の国債などの債券は
満期まで保有する間に定期的に利息を受け取るのですが、ゼロ
クーポン債は保有中に利息をもらうことはできません。その代
わりに利息額相当分が差し引かれた安い価格で購入し、満期時
に額面金額を受け取ることがきるというもの。(別名:割引債)

たとえば、2020年に満期を迎える額面100ドルのゼロク
ーポン債の価格が70ドルであれば、今現在70ドルで購入す
れば、10年後には100ドルになって戻ってくるという仕組。

このように、ゼロクーポン債は満期までの期間と満期時の受取
額がハッキリとしているため、利用者には分かりやすい商品で
あるといえます。

野村・大和・日興などの大手証券会社では、額面1000通貨
から購入でき、ドルであるならば1000ドルから購入が可能
となります。

50歳から毎年米国ゼロクーポン債を額面1万ドルずつ購入し
た場合には、下記のようになります。(5年間購入のケース)

50歳 ⇒ 60歳・・・毎年100~140万円程度の受取
51歳 ⇒ 61歳・・・毎年100~140万円程度の受取
52歳 ⇒ 62歳・・・毎年100~140万円程度の受取
53歳 ⇒ 63歳・・・毎年100~140万円程度の受取
54歳 ⇒ 64歳・・・毎年100~140万円程度の受取

(毎年額面1万ドル(80万円)ずつ購入すると想定)

この場合には満期金を5年間で受け取る設計となっていますが、
毎年の購入額を半分に分け、満期の異なるゼロクーポン債を2
種類購入しておけば、10年に渡って満期金を受け取ることが
できるようになります。

10年後に満期になるものと、11年後に満期になるものを組
み合わせるという方法もあり、反対にもっと若い時から受け取
りたいという場合には、もう少し満期の短いものを組み合わせ
ることも可能で、自分の将来のライフプランに合わせて満期時
期を柔軟に設定することもできます。

ここで注意しなければならない点に、為替が円高ドル安に振れ
てしまえば、「元本割れ」になってしまう可能性もあるため、
「どこまで円高が進めば元本割れになるのか?」というところ
は必ず確認しておく必要があります。

元本割れを防ぐ方法としては、利息と満期金の受け取りを外貨
で受け取るように設定しておけば、万が一満期時に円高になっ
ていたとしても、すぐに円に戻さなくてもすみます。

証券会社のホームページなどでも、商品の紹介や利回りなどを
確認することはできるため、次のポイントに注意をして商品の
購入をするとよいでしょう。

【ゼロクーポン債の商品情報の見方のポイント】

銘柄名・・・・・・・・債券を発行している国や企業の情報。
           米国国債のゼロクーポン債がオススメ。

クーポン(利率)・・・年間の利率のことで、ゼロクーポン債
           の場合は「0.00%」

償還日・・・・・・・・満期日(この日に利息と額面金額を受
           取ることができます)

価格・・・・・・・・・時価を表示。額面100に対する%で
           示され、既発債の価格は日々変動

利回り・・・・・・・・満期まで待った際の「利回り」を表示

格付・・・・・・・・・格付はA以上、できればトリプルAの
           国債を選択しましょう。

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