上昇トレンド時の資金配分はどのようにするべきか

上昇トレンドにおける資金配分の方法として、基本的には「優良株」の買いの
みで資金の7~8割を投入し、残りの2~3割は万が一に備えてキャッシュで
持っておくことがよいでしょう。これを上昇トレンド安定型といいます。

多少リスクが増えてもより高いリターンを狙いたい場合には、優良株6割・新
興市場の成長株2割・キャッシュ2割とする上昇トレンド安定積極型や、優良
株4割・新興市場の成長株4割・キャッシュ2割とする上昇トレンド積極型と
する方法もあります。いずれも、2割のキャッシュを残すのは必須ですが、こ
の点については後ほど詳述します。

ちなみに、「新興市場の成長株」とは、ジャスダックのような新興市場に上場
していて、財務的な内容や業績などが良好で、成長性が会社の予想を上回って
いるような企業の株式をいいます。

資金配分の方法ですが、株式売買の技術レベルに応じて決めていく必要があり
ます。レベルが高くないと思われる方は安定型から始めるべきでしょうし、自
信や経験がある方は安定積極型や積極型にチャレンジしてもよいでしょう。

いずれの場合においても、注意すべきことが二点あります。

それはまず、一つの銘柄に集中投資しないことです。優良株の勝率がいくら高
いといっても、100%ではありません。負け組の株を買ってしまうこともあ
りえます。こうしたときに、その銘柄一つに資金を突っ込んでしまうと、大負
けとなってしまいます。

そうならないために、銘柄を分散してリスク回避をはかっておくべきなのです。
これをあらわした格言として、「卵は一つのかごに盛るな」というのがあるく
らいです。

もう一つは余裕資金、つまりキャッシュを持っておくことです。

2割をキャッシュで残すというのは、精神安定剤的な役割を持つことになりま
す。株式投資では、常に心理的な余裕が必要だからです。心理的な余裕がない
と焦りや不安につながり、正常な判断ができなくなってしまいます。

また、株式市場では予測できない大暴落に突如見舞われることがあります。ア
メリカ同時多発テロやリーマンショックのような、市場関係者でも予想がつか
ないような出来事があると、とんでもなく大暴落することがありますが、その
ようなときでも耐えられるように2割程度の余裕資金を常に持っておく必要が
あるのです。

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