わかりにくいオプションのリスクを見破るには?

レバレッジを使う先物取引、信用取引においては本質的には借金で買う
ということを理解すればリスクの把握はしやすいのですが、オプション
取引はなかなかそうは行きません。
メリットばかりに気を取られてリスクに目が行かなければ思いもかけな
い損失を被ることになるでしょう。

オプション取引にはコールとプットの二種類があります。
コールオプションは商品を一定の期日までに予め決められた価格で買う
『権利』を『買う』ことです。

プットオプションとはコールの逆で予め決められた価格で一定の期日ま
でに売る『権利』を『買う』ことです。

どちらも『権利』であり、義務ではありません。が、コールもプットも
『権利』を『買う』ということをここでは頭の片隅に置いておいてくだ
さい。

例えば株価が300円で、これからもし下がるかもしれないとしたらプ
ットオプションを買っておきます。

290円に下がってしまっていても300円で売る権利であるプットオ
プションを持っているので300円の株価で売ることが出来ます。逆に
値上がりした時には、わざわざ300円で売る必要はなくなるのでこの
権利を使わなければいいだけです。

このようにプットオプションは保険のように使うことが出来ます。ただ
し、オプションプレミアムという物を払わなければなりません。これは
保険料のようなものだと考えればよいでしょう。

さて、先ほどの説明でわざわざ『権利』を『買う』と強調していたのに
も理由があります。
買うからには『売り』の『義務』があるのです。ここにリスクが隠れて
います。

先程の例で言えば290円の物を300円の価格で引き取らなければな
らない『義務』を背負う人というのが必ず存在するのです。
このオプション取引では買った時点で対となる相手が発生します。

自分が買い手に回ればいいだけの話ですが、個人向けに販売されている
商品にはプットの『売り』を含んでいるものが多くあるので、知らない
うちに高いリスクを背負っている可能性があります。

売り手側はオプションプレミアムの収入を得ることができるので、ここ
までならばリスクを知った上で行っているのならフェアな話です。

では何が問題なのでしょうか?それは仲介業者の中にプレミアム収入の
大半を自分のものにして、リスクは丸ごと個人投資家に押し付けるよう
な構成の仕組商品を作って売りつけるような悪徳な者がいるからです。
そしてこういった業者は珍しくもありません。

オプションが解ってくれば同じ仕組を自分自身で作ることも可能です。
業者に理不尽な扱いを受けないためにもしっかりと勉強していきましょ
う。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る