急なチャンスをモノにするデリバティブの使い方

デリバティブはマネーゲーム扱いをして嫌う人もいるでしょうが、その
リスクを把握した上でならば有効に使えます。それでは先物を例に具体
的な使い方について考えて行きましょう。

安倍内閣が成立した時、日本への期待感が高まったからか為替もそれま
では1ドル80円前後だったものが急激に上がりましたね。同じく日本
の株式市場はそこから大きく上昇しました。

それまでの2012年12月に9500円だったのにどんどん上がって
いき、調整局面入りしたと伝えられてもまだ止まらずに3月半ばになる
頃には1万2500円となりました。

さて、今が当時の9500円だった時点としてあなたが「日経平均株価
はもっと大きく値上がりする」と確信しているとしましょう。

証券口座に大量の資金が準備してあれば問題ありませんが、普通は定期
預金など、証券口座に移すのには時間がかかる形で所持していると思い
ます。

資金を証券口座に移している間に機会の損失があるかもしれません。資
金はあるのに動かせなくて悔しい思いをしながらチャートを見つめると
いうのは味わいたくない経験ですよね。

こういったマーケットの急激な値動きを経験するということも珍しくは
なく、同時に対応できれば大きなチャンスとなります。ですがいつ来る
かわからないチャンスのために、資金を常に証券口座にだけ置いておく
のは資産運用としてはどうなのでしょうか。

急激な値動きをモノにする為にも、こういう場合に先物取引が役に立ち
ます。

ここではすぐに動かせる資金が100万円あったとして、日経平均先物
を購入することにしましょう。

日経平均先物は一枚70万円(必要証拠金は市場の動き次第で上下しま
す。)。この証拠金で1000万円くらいのインデックスを入手したの
と同じ状態になります。資金を口座に移さなくても1000万円を動か
すことが出来たことになるわけです。

購入した以降、日経平均株価が値上がりしてもその恩恵を受け取ること
が出来ます。

ちなみに個人投資家にやさしい日経平均ミニという日経平均先物の10
分の1の取引もあります。こちらは7万円で130万円分動かせる事に
なります。

先にこうやって値動きに対処をしておけば、資金を証券口座に動かして
いる間にチャンスを逃したということはなくなるでしょう。

その後狙い目な個別銘柄を選び、現物を買っていけば大丈夫です。選び
終わったら最初に買った日経平均先物を売れば、急激な値上がりにも対
応でき、自分自身が納得する個別銘柄も手に入れることが出来ます。

実は最初に話した急激な日経平均株価の上昇は、海外の投資家達が上記
の方法を使った結果でもあります。日本の政策転換が明らかになった時
点で「上がる」と確信し、先物を買い集めたのです。

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