自分の資金より大きな金額を動かせるデリバティブ取引

デリバティブ取引(金融派生商品)を個人で取引している投資家は増え
続けています。大きな金額を動かせるので本来の資金力よりも大きく儲
けることができるので、先物取引や外国為替にも個人投資家の動きが反
映されることがあります。

昼に理由不明な大きな動きが株価で見られたことがあり、原因を調べて
みると個人投資をしているサラリーマンたちや主婦が昼休みに売買をし
ていただけだったという話も聞いたことがあります。海外ではこれらの
人々を『ミセスワタナベ』などと呼んでいるようです。

デリバティブ取引には注意点があります。
大きな利益を出せるデリバティブ取引ですが、逆を言うと元本以上の損
失を出す可能性もあるということです。

株なら信用取引、FXならレバレッジ(テコの原理)と言えば経験者は
把握できるでしょう。

レバレッジとはどういったものかFXを例に考えてみましょう。
例えばあるFX会社は5000円の証拠金で1万ZAR(南アフリカラ
ンド)を買うことが出来ます。今は1ランド10円前後を行ったり来た
りしているのですがこれはつまり5000円で10万円を動かせるとい
うことになります。

ランドは金利が高いので、金利も目当てで100万ランド=50万円の
証拠金で買ったとします。これは実質1000万円分です。ランドが2
円上がれば200万円の儲けになります。

しかし、ここからが問題ですが逆に2円下がって1ランド8円になった
場合を考えてみてください。あなたの100万ランドの価値は1000
万円から800万円になってしまうのです。

これは証拠金の50万円を飲み込んで150万円の負債をあなたが背負
うことを意味します。

実際にはロスカットが発動するので証拠金の50万を飲み込む前に自動
的に決済されお終いでこういうことはないのですが、本質的には資金を
借り入れてそれを運用するというイメージでいたほうがいいと思います。

投資の初心者が机上の空論で上記の例のようなことを考えて一瞬ですべ
ての資金が蒸発し、退場を余儀なくされるという話は珍しくありません。

デリバティブ取引等のレバレッジのある商品を売買するときには必要な
時ためらわずに損切りが出来る投資家マインドが求められます。

また、バイナリーオプションと呼ばれるリスクが限定された投機性の高
いオプションも出てきました。こちらはリスクがはっきりとしていて少
額の資金で株価などが上がるか下がるかを予測するだけなので手軽で人
気があるようです。

デリバティブ取引など本来の資金よりも大きな金額を動かすことになる
取引には、資金以上の損失リスクがあることを意識してください。
もちろん言うまでもないことですが本来の資金の数倍を稼ぐこともあり
えます。とても魅力的なことだからこそ、リスクの面にもしっかりと目
を向けて資産を運用していきましょう。

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