株は売るタイミングが実は難しい?

株式投資を始めたのはいいものの、今度はどのタイミングで株
を売ればいいのか、迷ってしまう投資家も多いと聞きます。

なぜなら、株は「売るタイミング(価格)によって損をするか
得をするかが決まってしまう」ためです。

株価が買った値段よりも上がっているときに売れば儲けが出る
でしょうし、反対に買った値段より下がっているときに売れば
損がでます。

株を売ろうと思っている際には、株価はどちらかの状況になっ
ているはずで、この株価の上がり下がりのふたつのパターンの
際に株を売るタイミングを考えていきたいと思います。

【株価が上がったときの売るタイミング】

自分の買った会社の株が順調に上がり、含み益が出ている状態
のときは、株取引をしていて一番嬉しい場面です。

あとはいつ保有する株を売って利益を確保しようかと、うれし
い悩みを抱えている状態ともいえます。

しかし、利益が出ているときには、「この先もまだ株価が上が
る可能性もあるから、まだ今は売りたくない」という攻めの気
持と、「今なら利益も出ているから、売るなら今かもしれない」
という守りの気持が交錯するところです。

この場合、どちらを選べばいいのか、非常に迷うところではあ
りますが、どう判断すればよいのでしょうか?

これは投資家それぞれに考え方はあると思われますが、ひとつ
の目安として、「割高感が出てきたとき」や「保有している株
よりもさらにいい株が見つかったとき」などに売ることを考え
てみてはいかがでしょう。

したがって、会社が自分の想定通りに順調に成長している場合
には、株価が上がったからといって無理にあわてて売る必要は
ありません。

会社の事業が順調に進んでいるかどうかを判断する方法のひと
つとして、会社が毎月出す「月次情報」を読み解く手法があり
ます。(ただし、すべての会社が出している訳ではありません)

「平成○○年○○月期○○月度月次売上高に関する資料」のよ
うな形で毎月発行され、前期の売上高を100%とした場合の
「対前年比」という項目に注目し、この数字が100%を超え
て推移している場合には、とりあえずは順調に事業が進んでい
ることがわかります。

売上高は小売店であれば、「客数(お客さんの数)X客単価
(1人のお客さんが使う金額)」などを計算するため、何が原
因で好調になっているのかがわかります。

たとえば、客単価が前年比100%割れになっていたとしても、
客数の伸びが売上高を伸ばす要因になっている、ということも
読み解くことができます。

株価に割高感が出てくる例としては、売上や利益を伸ばすよう
な情報が出たわけでもないのに、株価だけが暴走気味に急上昇
する場合があります。

これといった理由もなく急に上がった株は、理由もなく急に下
がる可能性も十分にあるため、誰の目から見ても割高になった
と感じれば、いったん売って様子を見ることも必要です。

割高感の目安として使えるのが、PERの指標で、会社の成長
力や業界の特性なども考慮しなければなりませんが、PERが
30倍を超えてくれば割高と判断してもよいと思います。

ここで、割高と判断して売ってしまった株は、「その後も株価
の値動きが気になる」かもしれませんが、そんなときは株価の
チェックリストに入れて推移を見守るとよいでしょう。

保有している間にその会社のことはいろいろと調べているはず
ですから、会社の中身や強みなども知っていると思います。

そして売った後に株価が下がり、割安感が出てくれば再び株を
買うチャンスかもしれません。

【株価が下がったときの売るタイミング】

株を買ってみたものの、当初の予測が外れて株価が下がってし
まい、含み損(今の株価で売れば損が確定する状態)が出てい
る場合には、精神的にも落ち込んでしまうもの。

損をしていることを認めなければならないけれど、どこか素直
に認めることができない気持が入り混じり、気分が滅入ってし
まうこともあるでしょう。

最初から損をするつもりで株をはじめる人などいないのですが、
かといって買った株がすべて上がるわけでもありません。

ですから、「株価が下がった場合にはこうする!」というルー
ルをあらかじめ決めておき、機械的に実行していけば気持も多
少は楽になる上、感情に振り回されることもなくなります。

さらに、塩漬けの株を作らない対策にもなるため、自分の中で
のルール作りは重要です。

たとえば、損切りのルールを「買値から25%下がれば売る」
というように設定しておけば、下がった際にいったん株を手放
すことで、改めて冷静に考え直すことができます。

株価が下がっても、そのまま待っていればいつか上がるかもし
れませんが、そのまま上がらない可能性もあるため、その判断
を初心者がするのは難しいのも事実です。

最も大切なことは、「自分の中でルールを決めたら、そのルー
ルを厳格に守っていくこと」です。

たとえ損切りをしても、それでゲームは終了ではなく、また新
たに儲かりそうな株を探せばいいだけです。

プロの投資家は、この辺りの作業を機械的に感情を挟まずにで
きるため、トータルで利益が出せると聞いたことがあります。

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