あわてず冷静に取引を続けていると、勝ち組になれる

人間は誰しも、今ある状態がこれからも続くと思いがちです。これは株
式投資に限ったことではなくて、広く世の中一般の出来事についてその
ように感じるのが人間の性とも言うべきものなのです。

株式投資に関していえば、素人の個人投資家もプロの大口投資家や銀行
のディーラーも同じように考えます。アマチュアとプロの決定的な違い
は、流れが変わったときにスピーディーに反応できるかどうかというこ
とにつきます。

株価の値動きに一喜一憂して熱くなるのが素人の個人投資家、冷静に状
況を分析できるのがプロの大口投資家。

テクニカルの転換点などで株価操作をする大口の投資家がいます。これ
については、もし25日線や75日線を狙って操作されても対応のしよ
うがないので、潔くあきらめましょう。いつも通り淡々とロスカットし
て次のチャンスに備えるのが万全の対策と言えます。

外資系ファンドや証券会社がよく使う手法の一つに保有率の変化で投資
家に何か材料があると見せかけて株価操作をするケースもあります。実
際は特に材料がないことが多く、証券会社が株価を吊り上げたり必要以
上に安く仕向けて、その後儲けるというやり方なのです。したがって、
個人投資家は外資系のファンドの保有率が変化していても、それに追随
して売買しないのが賢明。

格付けやレポートを利用して、個人投資家に積極的な取引を促して、そ
の後、証券会社が儲けるという手法も、外資系の中では割と一般的です。
格付けの変更は外資系証券会社の儲けのためにあるようなもので、いつ
でも自由自在に変更できます。格付けや目標株価の発表があったら、ま
ず最初に他の証券会社の反応を確かめてみましょう。これも様子見が賢
明。

世界同時株安などのときの暴落相場を狙っている大口投資家がいます。
個人投資家が含み損に耐え切れなくなって投げ売りした後、安値圏で買
い占めるのが大口投資家のやり方です。目一杯保有していると、あっさ
りロスカットされてしまうので、日頃から余裕のある取引を心がけるべ
きでしょう。

インサイダー取引は、安全で確実に儲けることができる方法なので、誰
しも事前に情報を得たいと思っています。大口投資家や銀行のディーラ
ーなどには、特別なルートから裏情報が入ってくることも珍しくなく、
時にはいい思いをできる投資家もいます。個人投資家の場合は、インサ
イダー情報が入ってくることはありません。急に出来高が上昇したり、
株価が乱高下を繰り返したりしている場合は、何かあるんだろうなぐら
いに思ってみてもいいでしょう。そこで積極的に取引を始めるのはリス
クが高いので、オススメはできません。

このように、個人投資家は大口投資家と比べて、多くの場面で不利にな
るようになっています。こういったハンデを背負って個人投資家は取引
をしているということを肝に銘じながら、あわてず冷静に取引すること
が重要です。株式取引にはワナが多いので、それらをじっくり見極める
力がついてくると、大損せずに長く相場に参加できるようになるのです。

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