トレンドの転換点をすばやく見極める3つのポイント

外国人投資家は、トレンドの波に上手に乗る取引をし、また、自らトレ
ンドを作り出す力も持っています。素人の個人投資家にもこのような能
力があれば、相場はそれほど難しくないかもしれませんが、実際は、ト
レンドを作り出せるわけもなく、四苦八苦しているのが実情。

相場は生き物ですから、そう簡単には将来を予測できないものです。
ただ、今までのテクニカル分析のデータの蓄積をもとにして、ある程度
トレンドを把握することは可能になっています。トレンドに乗ったり、
トレンドの転換点を見極めたりすることができれば投資家としては1段
階ステップアップしたと言ってもいいでしょう。

通常、上昇トレンドの見極めということでは、3つほどのポイントがあ
ります。株価が下値支持線を割り込まず、ラインの上で維持しているこ
とと、以前天井だった株価の位置がレジスタンスとして今の株価をサポ
ートしていること、25日移動平均線や13週移動平均線といった重要
な移動平均線を割り込まずに株価が推移していることの3つが重要なポ
イントです。

この3つがすべて当てはまる場合には、相場は上昇トレンドを継続する
と判断していいでしょう。このような場合の上昇トレンドは少なくとも
半年間、場合によっては2年ほどの長期間、トレンドが形成されること
もあります。

一方で上昇トレンドから下降トレンドに切り替わるのはどのようなとき
でしょうか。下降トレンドに切り替わるのは、上昇トレンドを維持する
3つのポイントが満たせなくなってきたときです。3つのうち、1つが
満たさなくなれば、相場の転換期を迎えつつあることを意識して、取引
を進めます。

そして、3つのうち2つが満たさなくなれば、これはトレンドの転換期
です。買っていた株は売るべき時期です。ただ、株式相場のテクニカル
分析を狙っただましもたくさんあります。一瞬だけトレンド転換と見せ
かけて、さらに上昇するケースもあります。いわゆる「押し目」です。
そんな場合はあらためて買いなおすことが必要です。

3つのポイントすべてが満たさなくなれば、それは確実に下落トレンド
です。相場が明確に切り替わったと判断して、空売りを仕掛けるのも一
つの手です。

トレンドの転換点に差し掛かると、急に値動きが大きくなったり、外国
人投資家の売買が活発になったりします。株価の動向と外国人投資家の
売買状況を逐次チェックしながら、トレンドの転換点を見極めるように
すれば、大きな損はなく、株式投資で儲けることができるようになるで
しょう。

肝心なのは、相場に対して常に冷静に対応することです。素人の個人投
資家は情報面でも相場のスキル面でもプロの投資家と比べて大きなハン
デを背負って戦っているのです。そのため、外国人投資家に果敢に挑戦
するというよりも、外国人投資家が教えてくれるサインをしっかり受け
止めて、そのサインに従って取引するスタイルが無理がなく素直に儲け
ることができる手法と言っていいでしょう。俗に言う「長い物には巻か
れろ」は、株式投資の世界でも通用する名言です。

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