徹底したリスク管理で資産を増やしていけるのが株式投資の魅力

新しく株式投資を始めた素人の個人投資家が途中で強制退場するケース
は、今も昔も変わりなく多く発生しています。新規の個人投資家が10
0人いれば、そのうち長く相場の世界に残れるのは1人か2人かもしれ
ません。大多数の人が退場を余儀なくされるのは、一言で言うとリスク
管理ができていないからです。

資産を年に1%増やそうと思って株式投資を始める人はほとんどいませ
ん。年利1%だともっとリスクのない元本保証のある金融商品が他にた
くさんあるからです。

したがって、多くの素人個人投資家は株式投資は大きく儲ける手段と思
って、かなり壮大な理想を掲げて参加するのです。少ない資産を何十倍
にもしようと思えば、相当リスクの高い取引をせざるをえません。

そのような理由から、手持ちの資金以上にトレードができる信用取引を
利用するのです。信用取引は委託証拠金維持率があり、それを下げると、
大きな勝負ができます。

しかし、お金を借りて株を借りて取引をしていることになるので、ひと
たび世界同時株安などに見舞われたら、悲惨な状況になってしまうので
す。追証、追証の連続で、資産が一気に0になることも少なくありませ
ん。これが相場の恐ろしいところで、リスク管理が甘い個人投資家の多
くが強制退場となってしまうのです。

リスク管理は、資産が多くなればなるほど慎重にしなければなりません。
特に1000万円を超えてからは、一度の暴落で失う可能性のある資産
も桁違いに多くなるので、さらに慎重な取引が必要となります。

委託証拠金維持率も、目一杯に設定するのは危険です。資産が増えてく
れば、委託証拠金維持率は100%以上で設定するべきです。つまり、
信用取引は空売りのときにしか利用しないということです。

買い注文は現物のみにすれば、暴落のときも自分の資産以上の損失は出
ません。株式相場は上昇のスピードはゆっくりしていますが、下降のと
きは一気に落ちることがよくあります。

急激な株価の下落に対応できるだけの余裕を持って取引することが重要
なのです。大口の個人投資家の中には、信用取引はリスクヘッジのため
の売りだけで利用するといった割り切った使い方をしている人もいます。

また、資産が数千万円以上、1億円などの水準を目指す個人投資家は、
長期的な視野に立って取引することが必要です。株式相場は常に同じト
レンドを形成しているわけではありません。上昇トレンドのときもあれ
ば、ボックス相場のときもあるし、下降トレンドのときもあります。上
昇トレンドのときは年利30%程度を目指して取引を進めてもいいでし
ょう。

下降トレンドでは思い切って様子見に徹するのも長く株式相場で活躍し
て、資産を増やすための条件とも言えます。金融商品は株式だけではあ
りませんので、下降トレンドのときには無理をすることなく、債券投資
や外貨預金など、その時点でリスクの少ないものに切り替えるのも一つ
の手です。

このようにすることで、年間の利回りは10%ほどになります。この数
字はそれほど魅力的ではないかもしれませんが、毎年10%を複利で計
算すると、わずか7年で元の資金は約2倍になるのです。徹底したリス
ク管理をしたうえで、資産を増やすのが株式投資の醍醐味でもあります。

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