ファイナンス理論通りの投資方法の危険な部分

アメリカでは市場が効率的であるとするファイナンス理論に賛成する人
が優勢ですが、日本では効率的な投資方法であるインデックスファンド
の評判は芳しくありません。

ファイナンス理論では、株式市場は効率的なものであるから偶然による
影響が大きいために長期的に市場平均を上回ることは難しいことと、長
期的には市場は拡大して株価が上がると主張しています。

つまり、株式投資は宝くじのようなもので必勝法は存在しないが、時間
が経過するほどに当選する確率が高まるので長期保有をした方が有利だ
ということです。下手に売買の回数を増やしてしまうと、証券会社など
に支払う手数料が増えてしまい、不要なコストのせいで利益が出なくな
る恐れもあります。

しかし、過去の大暴落の例を挙げて株を持ち続けることの危険性を指摘
する人もいますが、大暴落直前の最高値で株を購入しても数十年ずっと
持っていれば大儲けすることができることの方が多いのです。

これは、ファイナンス理論が主張する通りに、市場は拡大を続けて株価
が上昇しているからです。世界恐慌の原因ともなった20世紀前半のウ
ォール街での株価大暴落の時でも、長期保有していれば一財産築くこと
ができたのです。

日本でもバブルが崩壊して以降、何度も株価が暴落することがありまし
たが、株を長期保有すれば心配することはないのでしょうか。

バブルの頃に株を高い価格で買った人も、将来株価が上昇して儲かるよ
うになると経済学者は言うかも知れませんが、バブルの時のような株価
になるのがいつになるのか具体的に予測出来ない点に問題があります。

いつかは株価が上昇するとしても、それがいつか具体的に分からないの
では、お金を使う計画を立てることができません。これでは安心してフ
ァイナンス理論に基づいた投資方法を、実践することができなくなって
しまいます。

このような問題点があるために、日本ではファイナンス理論による投資
方法が普及せずに、プロの投資家が幅を利かせることになっているので
す。

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