シンプルな投資スタイルの実践・・・タイミング

◆シンプルな投資スタイルの実践・・・タイミング

シンプルな投資スタイル、つまり安く買って高く売るを実践していくに
は以下の三つの手順を踏んでいきます。

・タイミングの選定
・銘柄の選択
・売買の行為

タイミングとは、いつからマーケットに参入するかの検討。これは投資
のキモであり、これが売買の結果を左右します。安いからと言ってそれ
こそ安易に始めると、それがずっと安価のままで上昇しないこともあり
ます。せっかく安く買ってもそれでは高く売れません。

タイミングを入念に調べ上げることで、自ずと対象銘柄は絞られてきま
す。そこまでをきっちり準備したら、売買の行為自体は簡単です。言い
換えると、このタイミングの選択が最も難しいものなので、ここをきっ
ちりとよく勉強する必要があります。

自分が選ぼうとしている株価が、今日よりも明日、明日よりも明後日上
がるのか、それを見極めなくてはなりません。

シンプルな投資スタイルとは、それ自体は簡単に言い表せるものです。
しかし実際にやってみると、案外難しいものだと実感するでしょう。
いつ株を買えばいいのか?何の調査もせずに行ってしまえば、失敗の確
率はぐんと上がってしまいます。損する投資家へ向かう悪い循環に飲み
込まれてしまいます。

◆そもそも「狙って」安く買えるのか?

株式のマーケットに参加するとき、そのタイミングはいつがいいのでし
ょうか。

「上がり端を買う」という相場の用語があります。その字が表すように、
底値から上昇を始めた直後に買うことです。これができれば、タイミン
グについては合格です。いや、投資全体の半分以上が成功したといえる
のではないでしょうか。

それでは個別銘柄について、その底値を狙って買うことは可能でしょう
か。長い歴史の中で、底で買って、天井で売るという壮大な目標に果敢
にチャレンジした人はたくさんいます。しかし、未だに到達した人はい
ません。

それでもそこに出来るだけ近づく手法があります。

柴田法則という、カギ足チャートをベースにおいたテクニカル分析とい
うものです。これは、天底転換型罫線といって、天井と底を判断すると
いう株価チャート。

多くのテクニカル分析は、ファンダメンタルな部分を「検証」し、売買
のタイミングを「予測」するものですが、柴田法則は、予測ではなく売
買の「判断」をします。投資家は、柴田法則の判断に従い売買していけ
ばいいのです。

もちろん、2割ほど負けることもありますが、その時は損切りをするほ
かはありません。

ここまでで、「安く買って高く売る」は、理想にしかすぎないのではな
いかという疑問が生じます。柴田法則でさえも間違うことがあるのです
から・・・。

それでもこのテクニカル分析を使いこなしていくことで、シンプルな投
資スタイルの実現へと少しずつ向かうことはできます。

◆市場のすべてを知ろうとすることには限界がある

個別銘柄に値動きがあるときは、少なくとも以下の要因があります。

・その会社の業績の良し悪し
・新しいサービスや技術が提供されたとき、その期待(失望)から
・事故、不祥事、コンプライアンス違反などのトラブル

その他にも、何らかの内的な要因から投資家は判断し、株価は日々動き
ます。

次に、この銘柄を動かす外的要因です。

・景気
・為替変動(輸出を行っている企業の場合は特に)
・同業他社または、関連企業の動き

最後に、ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)という、経済成長率
や雇用統計・GDPなどの経済指標、各国の政策などの影響ももちろん
受けていきます。つまり株価一つとっても、その動く要因は際限なくあ
るもの。

さて個別銘柄は、上記のすべての情報と、そこに投資家の判断が働いて
都度上下に動いていきます。それでは投資家は、このすべての情報を万
遍なく網羅していないといけないのでしょうか。しかしそれには無理が
あります。

株式投資というものは、一つの銘柄だけを追うものではありません。常
時、複数銘柄を売買しつつ、全体の利益をあげていくもの。シンプルな
投資スタイルを目指しているのに、毎回毎回情報収集に追われていては、
いい判断もできないのではないでしょうか。

株価の値動きを追うのに、もっと効率よい方法がないか、新たな視点が
必要です。

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