シンプルな投資スタイルが結局は「継続」できる

◆シンプルな投資スタイルが結局は「継続」できる

利回りだけでは資産は増えません。むしろ大切なことは、利回りを得る
ための継続です。

買った株が値上がりし、評価益が乗ったら利益を確定し、それを再投資
に回す、この繰り返しで資産は着実に増えていきます。こうすることで、
しばしば起こる継続を困難にする要因、例えば株式市場の急落などに備
え、確実な利益を得るための投資サイクルを作っていけるのです。

さて、長期にわたり株式投資で資産を増やしていくためには、どのよう
な投資スタイルがいいのでしょうか。

基本は「安く買って、高く売る」これにつきます。これは利回りにこだ
わるのではなく、勝てる‭投資をすることに目標を定めるということです。
言い換えれば、簡単な相場で投資をすることであり、手堅くいくともい
えるでしょう。

そこで得た利益を少しずつ再投資に回すことによって、小さかった利益
の車輪は「継続」の力が加わり、より大きくなっていくのです。

上記にあげたシンプルな投資スタイルを勧めるのには、もちろん理由が
あります。それは次の三つ。

1.投資しやすい環境がより長く続けられるから
2.お金の流れが断ち切られないから
3.投資への意欲が続くから

これから一つ一つについて、詳細と理由を明らかにしていきましょう。

◆投資しやすい=簡単な相場環境

投資を継続可能なものにするためには、簡単な相場環境を見つけること。

投資の初心者は、まずは安く株を買うことを基本的に目指します。そこ
で小さな利益を確定し、それを含めて再投資に回すというサイクルを続
けることにより、株の初心者から個人投資家へとなっていきます。

安く株を買ったら、次の作業は利益確定売りです。これ自体は、株が上
昇して間もなく、安値圏にあればすぐに実行することができます。もし
急騰して出来高も大きいようなら迅速に利益を確定させます。利回りは
大きくならないですが、売りそこないよりはずっと賢明です。

この作業をした段階で、「高く売る」が実行されました。つまりは利益
を得ることができたのです。ここまでの作業を完了した初心者は、思っ
たよりも簡単に「安く買って高く売る」ができた、という満足を得られ
ます。

ここから相場が次の段階へ上昇していけば、冷静に押し目を待って安く
買います。つまり基本に戻るのです。(押し目とは、この場合、株価チ
ャートの週足を見ます。直近の安値と高値の上昇幅を見て、そこから3
分の1から2分の1下がったときを指します。)

着実に利益確定売りを実行し、資金の回収を行う、この繰り返しをして
いけば、上昇相場における手仕舞いは完了します。天井にきたときの売
りそこないをしないで済みました。今後調整局面がきて、相場が下落し
ていけば、次の買いを楽しみに待つことができます。

これは、高い相場で買って売りそこない、塩漬け株を保有している初心
者には味わえない株の醍醐味。

株式投資を続けるためには、とにかく簡単な相場環境を見極めることが
大切なのです。

◆資金を生きた状態にしておく・・・お金の流れ

シンプルな投資スタイルが資産を増やすには最良の方法だという理由の
2番目。お金の流れを断ち切らないから資産が増えるという法則。

安く買う、この第1段階をきちんと踏まえることで、その次の高く売る
ことがより可能になります。利益確定売りが容易にできれば、資金の回
収は完了します。これで安心して次の相場でも買いと売りができます。

相場が上昇していたら、押し目のタイミングを余裕をもって見つけるこ
とができます。資金を1回転から、2回転3回転と少しずつ大きな車輪
にしていくことができます。これがお金の流れです。絶えず自分の資金
が流れている(生きている)状態にしておけば、少額の利回りが継続に
よって、数年後にはまとまった額となります。

株式を買うことは実は簡単です。資金と意欲があればよいのです。

しかし簡単だからと言って手抜きをして買うと、その後の売りが難しい
ものになってしまいます。天井で売り抜けることはプロでも見極めが難
しいものです。結果、塩漬けという最悪の状態に・・・。これでは、資
金は動かせません。動かなければ生きた状態にはならず、増えることも
きわめて難しくなります。

結果、投資の意欲は低くなり、「株は難しい」という結論になってしま
います。シンプルな投資スタイルは簡単ではありますが、それは手抜き
ではありません。それは考え抜かれた作戦であり、戦略なのです。

◆意欲の重要性に気付かない投資家

シンプルな投資スタイルが、結局は資産を増やす最良の方法であるとい
う理由の答えは、「投資の意欲が続くから」ということ。

意欲と言われても、抽象的でとらえにくいかもしれません。実際、巷の
株式投資のマニュアル本を見ても、意欲について書かれているものはほ
とんどありません。

増やす投資家と、損する投資家の違いについて。

資産を増やせる投資家は、下げ相場でも落ち着いています。むしろ楽し
そうです。それは次に何の銘柄を買うかをたくさんの選択肢の中から選
べるから。近い将来の上げ相場に備え、着々と準備をしています。

損する投資家は、株価が急落した後はすっかりやる気がなくなり、ただ
ただ塩漬け株を抱えているだけです。もしくは、売るタイミングを間違
えて損失を出しているかもしれません。相場が下がるに比例して、すっ
かりマーケットへの関心もなくしています。

こうなると次にくる上げ相場でも、必ず乗り遅れてしまうのです。あわ
てて天井で買ってしまい、売り抜けることができず、塩漬けに・・・。
この悪循環からなかなか抜け出せません。

資産を増やせる投資家は、その投資スタイルが、簡単でシンプルである
からずっと続けようと思うことができるのです。やはり何事においても
意欲は重要で、日々のマーケットへの強い関心は、そのまま投資に反映
されるでしょう。

その結果、シンプルな投資スタイルにますます磨きがかかり、回りの車
輪は着実に大きくなってゆき、株式投資の継続が可能となります。

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