リスクの高い取引を避けることが株式投資で生き残るポイント

大口投資家の手のひらの上で踊らされている格好の素人の個人投資家で
すが、株式投資というものは、最初から大口投資家が有利になるように
仕組まれているわけではありません。個人投資家に比べて大口投資家の
方が株式投資に向いているのは確かです。ただ、それだけではなくて、
個人投資家が自らの手で自分の首を絞めて、不利な状況に追い込んでい
るのも事実。

これは、目的地に向かってはるか前方を歩いている大口投資家に対して、
後方で休憩したり反対方向に歩いたりしているようなものです。まずは
同じ方向を向いて歩けるようになること、そして、いずれは車に乗って
追いつくことを考えなくてはなりません。まず同じ方向を向いて歩くた
めには、個人投資家に特有の無理のある取引をやめることが重要です。

一般に個人投資家の多くは、短期間で一獲千金を狙う傾向にあります。
余裕資金のない状態で目一杯の取引をします。そして、欲深く元の資金
の何倍もの収益をあげようともくろむのです。その結果、相場が思った
のと逆方向に動いたときにすぐさま損切りをしなければならない状況に
陥ったり、利益確定に手間取って相場が反転したりするのです。大口投
資家は、そんなギャンブルのような取引はしません。1年で元手が10
%増えればいいというような余裕ある取引をしているからこそ、成功す
るのです。

以前にバブルの崩壊後、長い景気低迷期をへて徐々に景気も回復軌道に
乗り、株価もだんだん上がってきていた時期には、個人投資家が余裕資
金を持たず目一杯の取引をしていても、それほど問題になることなく取
引が継続できていたかもしれません。しかしながら、リーマンショック
や東北の地震の後、相場が不安定になっている状況の下では、窮屈な取
引は非常にリスクが高いと言わざるをえません。

個人投資家の多くは株式投資において、現物のみの取引に飽き足らず、
信用取引にも手を出してしまいがちです。信用取引をすれば、元々の資
金の数倍の量の取引ができるため、うまくいけば儲けも数倍になります。
でも、信用取引というのは、本来自分が持っていないはずのお金で取引
をしていることになるので、もし、相場が自分の希望と逆の方向に進ん
でしまえば、資金が0になるばかりでなく、借金ができてしまう可能性
もあるのです。

買いで入っている場合は、その銘柄の企業が破産して、株価が0円にな
ればそれ以上に下がることはありません。株価がマイナスになることは
ないので損失は限定されます。買った時の額がそのまま損失になるだけ
です。

一方の空売りは、相場が上昇基調になれば天井がありません。損失が無
限に拡大するというリスクをともなった取引であることを素人の個人投
資家はあまりよくわかっていないのが実情です。このようなリスクの高
い取引を素人の個人投資家は好んでする傾向があります。

そして、そのリスクを十分理解せずに取引量を増やしていくため、非常
に危険度が高まるのです。一獲千金のチャンスはほぼ皆無と言ってもい
いぐらいで、ほとんどの個人投資家は強制退場の憂き目に会ってしまう
のです。まずは無理のない取引をするという事前の心構えが最も重要と
いえるでしょう。

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