暴落時に差が出る個人投資家と大口投資家の決定的な違い

株式投資を長年していると、必ず何度かは暴落相場に直面することにな
ります。暴落はある日突然やってきますから、運よくそのときに株式を
買いで保有していなければラッキーです。反対に買い持ちがあれば一気
に資産が目減りしてしまうことにもなります。

暴落相場のきっかけと言えば、アメリカの雇用統計などの重要な経済指
標の悪化、世界各国の要人発言などがあります。元々悲観的な内容であ
るものが、報道や情報として広まるにつれてさらに悲観論が高まり世界
中に波及し、世界同時株安に発展するケースがあります。

ニューヨークダウが1日で1000ドル下げる急落を見せると、日経平
均や各国の株価指数も軒並み大幅ダウンが必至となります。暴落相場は
アメリカに端を発するとは限りません。

地震や自然災害が原因の株価暴落であれば、日本からスタートすること
もあります。今や世界第2位のGDPとなった中国が世界同時株安の原
因になることもあります。

最近ではユーロ圏の一部の国のデフォルト危機により、為替相場の動き
にともなって株価が下がるケースも頻繁にみられます。このように様々
な要因で世界同時株安に発展してしまうので、残念ながら投資家には暴
落の時期や規模の予想がつきません。

暴落相場はいつまで続くかわからないため、一度始まると経済アナリス
トの悲観的なコメントが続出し、買いで株式を保有している個人投資家
は余裕資金も少ないため、損切りするか強制的にロスカットされる道を
たどることが多いです。

評論家も、大暴落している間に、「そろそろ反転するので買い時です」
というような予想ができるわけもなく、ただひたすら「10年に一度の
大暴落」などと実際に起こっていることを後追いで発言するしかなくな
ります。

先行きがまったくの不透明な状態なので、個人投資家の多くは保有株を
手放すしかなくなります。

こういった状況で、虎視眈々と狙っているのが大口の投資家なのです。
大口投資家は暴落のスタート時に空売りしていたとしたら、そのまま下
がるのを待つだけでいいです。反対に株式を保有していたとしても、早
めにすっぱりと損切りをして、底値を打つまでじっと待機します。

個人投資家の保有株が損切りやロスカットで市場に出尽くすときに、証
券アナリストの悲観的な分析も関連して、いわゆるセリングクライマッ
クスが訪れますが、このときに満を持して買いで入るのです。

株式投資というものは、心理ゲームと言っても過言ではありません。資
金に余裕があり、周囲を広い視野で見渡せ、どんな悪い条件においても
冷静に対応できる投資家が最後に微笑むのです。

個人投資家の多くは、大暴落が始まるとなすすべもなく、損失が膨大に
膨らむだけです。これが長く株式投資で生き残っているプロの投資家と
素人の個人投資家の決定的な差と言ってもいいでしょう。

さらには、日本の株式市場では外国人投資家の存在が非常に大きくなっ
ています。暴落時にはそれに便乗して必要以上に株価を下げようと動き
ます。そして、値が十分に下がったところで大量に買うことをもくろん
でいる外国人投資家がたくさんいることは紛れもない事実なのです。

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