株式運用益にはムラがある、毎年15%は難しい

これから株式投資で老後の資産を作ろうとしている、初心者向けの株式
投資の入門書には「年利15%で運用すれば、10年後には資産は4倍
に」などと書いてあったりします。

確かに1.15の10乗は4.0ですから計算上はその通りです。

しかし、実際に株式投資を行ってみれば、本の内容と現実との乖離がよ
くわかると思います。

10年で資産を4倍にするのは、できないことではありませんが、毎年
安定して15%前後の利回りを達成することは、まず無理でしょう。

現実は、-15%の年もあれば、+40%の年もあります。それを均し
た結果15%だったということは、ありえる話しです。

株式投資の損益は、一定ではありません。毎年必ず上下に大きく振れま
す。市場が混迷期なら高利益は望めませんし、上昇期ならどかんと大幅
な増益が見込めます。相場が緩やかな上昇傾向にあれば、収益の増加も
緩やかになります。

どれほど株式投資に精通しても、市場動向に逆らうことはできませんの
で、毎年同じ利回りで資産を運用するのは、不可能です。どうしても収
益にはムラが出てしまいます。

そのムラをできるだけ少なくするために、私たち投資家は分散投資を行
っているのです。

投資の目的は利益を上げることですから、マイナスで終わったら投資は
失敗ということになります。投資家は損が大嫌いですから、なるべく損
失を出さないようにあらゆる手法でリスクヘッジを行います。

なるべく安値で株を購入するのも1つのリスクヘッジです。

次項で、リスクヘッジの1つである分散投資についてお話します。

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