株式投資は他人の考えを予想するゲーム

企業の株価が上昇するためには、その企業の株価の価格が今後上昇する
だろうと大勢の人たちが思うことが必要です。

例え投資のプロや企業分析の専門家が、経営内容が優秀で将来成長が確
実な企業を紹介しても多くの投資家がその考えに納得し、賛同しないと、
その企業の株価は上昇しないのです。

株式市場の動向は「美人コンテストに似ている」と、言われることがあ
ります。

個人的な容姿の好みによって最も美人だと思った人がいたとしても、一
番多くの人が美人だと思った人が最終的にコンテストに優勝することに
なります。個人的な価値観や専門家の意見などは関係なく、多くの人た
ちの意見によって一番の美人が決まったり株価の価格が変化していくの
です。

美人コンテストの場合は世間の大多数の意見と自分の好みが違うことに
気付く程度で済みますが、株式投資の場合は自分の考えに忠実なだけで
は利益を得る可能性が低くなることになるため、問題は深刻です。

株式投資で儲けるためには、投資する企業の本質を評価することも大切
ですが、市場に参加している多くの投資家がどのような考えを持ってい
るのかを検討することも同じくらいに大切なこと。

あまり内容の良くない企業であっても派手な宣伝やパフォーマンスで人
目を引けば多くの人が注目して株価が上昇することもありますし、堅実
な経営で成長するのが間違いのない企業でも多くの人が評価しないので
あれば株価が上昇する可能性は低くなります。

過去にも様々な方法で人々の注目を集めて誰でも知っている企業となっ
たのに、実態はほとんどないに等しい企業だったということもありまし
た。

それでも、評判になった当初は人気の企業となって、株価も上昇し儲け
たつもりになった人もたくさんいましたが、そのうちみんなが結局中身
がそれ程でもないことに気付き、株価が暴落して投資した大勢の人が大
損してしまうという構図も。

このような株式市場の特性に最初に気付いたのは経済学者のケインズで
あると言われていています。

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