晩婚化によりかつてのライフプランニングが通用しない?

ライフプランニングという言葉をご存知ですか?ライフプランニングとは、自分の人生設計を行い、必要な資金と時期を把握し、そのための準備を計画的に行うことです。

人の一生の中には『三大資金』と呼ばれるものがあります。それは『住宅』『教育』『老後』の3つで、早い段階から準備が必要だと言われているものです。

しかし、この発想は今の時代には適応しなくなってきています。その原因の一つに平均初婚年齢の上昇があります。長引く不況により、正規雇用が減少し、経済的に結婚が難しくなった男性が増えました。

一方で、男女雇用機会均等法により、働くことで自由な時間とお金を手にした女性は、若い年齢での結婚に必要性を感じなくなってきました。この相乗効果により、東京ではすでに初婚年齢は30歳以上になりました。

いわゆる『晩婚化』です。例えば、30代半ばで結婚して子供が生まれるとすると、子供が成人するのは、50代後半になってしまいます。子供が二人以上となると、下の子が成人するのは定年後となります。

かつての標準的なライフプランである、20代で結婚・出産、マイホームのための頭金を貯蓄して、30代でマイホームを購入。住宅ローンの返済と同時進行で教育資金を準備して、40代後半で子供が独立する。

その後、もっとも年収が上がる時期の、50代で老後の生活資金づくりに励むというライフスタイルは、根底から覆ってしまいました。資金作りの期間が10年程度圧縮されているのが、現状なのです。

将来の少子高齢化社会の到来により、働き手の減少が懸念されており、退職年齢(定年)が延長される方向に動きつつありますが、高給で雇用し続けることは会社の存続に関わるので、収入減は避けられません。

いずれにしても、平均初婚年齢が上がったことで、子育てと老後の生活資金の準備は、並行して行わなければならなくなりました。このように人生のタイムスケジュールは大幅に短縮化されました。

しかしながら、かつてのライフスタイルである『三大資金』という発想は、今も根強く残っています。次項から今のライフスタイルでどのように『三大資金』と向き合うべきかを考えたいと思います。

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