老後の生活に必要な資金は、本当は月額4万円程度

前項では、生命保険文化センターの調査結果を紹介しましたが、もっと客観的な統計があります。それは、総務省の「家計調査」です。全国約9000世帯にお願いして、詳細な家計簿を提出してもらっています。

集計したデータを地域別・年齢別など様々な角度から分析しており、その中には「高齢無職世帯」という項目もあります。世帯主が無職で65歳以上と定義付けられています。高齢者のご夫婦世帯が該当します。

この「高齢無職世帯」に関する平成21年の調査では、実収入は18万円強、支出は23万円弱であり、平均4.5万円の赤字という結果でした。これは過去10年近く遡っても赤字額は4万円前後でした。

前項では「老後の生活資金は1億円」という調査結果を紹介しましたが現実には、毎月4万円補填できれば、十分生活できることが証明されています。あくまでも、現状並みの年金支給が続くという前提ですが。

月額4万円の赤字ということは、年間にして48万円になります。これが20年間続くとしますと、960万円になります。つまり、当面の老後の生活資金として形成する資産の目標は約1000万円となります。

1000万円くらいなら、今から頑張れば何とか用意できると思いませんか?定年時の退職金で全額用意可能な人もいるかもしれませんし、退職金だけでは足りないので今から不足分を用意する人もいるでしょう。

この数字は平均ですので、もっと必要な人もいるでしょうし、そんなになくても大丈夫という人もいるかもしれません。子供世帯と同居可能なら、年金だけで十分豊かな生活を送ることも可能でしょう。

自分の目指す老後の生活を思い浮かべて、必要な資金を想定し、それを目標に資産形成を目指しましょう。目標がはっきりしていた方が、真剣に投資に向き合うことができますから・・・。

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