物価上昇と預金金利は正比例する

物価上昇、いわゆるインフレと預金金利は、正比例の関係にあります。投資型商品を売り込む際の決まり文句に「インフレになったら、預金では対処できませんよ」というものがあります。

果たして本当でしょうか?まず、インフレについて、簡単に説明しましょう。インフレとは、今まで100円で買えた商品が120円出さないと買えなくなる状態、つまり物価上昇のことを指します。

物価が上昇すると、お金の価値が低くなります。平均物価が2倍になれば、お金の価値は半分になってしまいます。老後のためにと蓄えた預金1000万円で500万円分の生活費しか賄えないと困りますよね。

このような話を聞くと、「これまではデフレだったけど、アベノミクスで経済成長が進展、インフレになったらどうしよう」と思う方もいることと思います。ですが、そんなに心配することはありません。

なぜなら、インフレになると物価だけではなく、預金金利も上昇するからです。実例を上げましょう。昭和30年以降で、物価上昇率が定期預金(1年物)の金利以上になったことは、3回しかありません。

昭和40年代後半のオイルショック時と、はじめて消費税が導入された平成元年、同じく消費税が5%に引き上げられた平成9年です。平成26年は消費税が8%になりましたので4回目になるかもです。

このように、特別なイベントがあった年以外は、1年物の定期預金にして自動継続にしておけば、物価上昇率を上回るリターンがあることがわかります。物価と預金金利は正比例の関係にあるのです。

しかも、物価上昇率よりも高い金利となるのです。考えてみれば、当然です。物価が上がるとお金が足りなくなる=需要が増えるわけですから銀行は高い金利で融資を行うことができます。

お金不足のときに融資を行うためには、大量の資金が必要ですから、高い金利で多くの預金者を集めるわけです。グローバル化が叫ばれる今の時代に、今までのように物価上昇と共に金利も上がるかは不透明です。

預金のように、金利がつく金融商品にインフレに対する抵抗力があることは、間違いありません。

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